アジャイルという言葉に対する違和感

NTTDさんがアジャイルというキーワードに飛びついてからずっと違和感を感じているのだけれども、アジャイルマインドのない人はそもそも居るのかなぁ。

アジャイルって一言で言えば、顧客の望むものを最大限の努力をして作ろうってことだと思ってます。
そんなことはSIしていれば大なり小なりだれでも考えているはず。

自分が危ういなと思うのは顧客という言葉です。
顧客というのは要はお金を払ってくれる人のことなんだけれども、SIしているとそれはユーザー企業の担当者が想定されていることが多いと思ってます。
でも、実際にシステムを欲しているのは企業の経営者であり、もしくはシステムを使う人達なわけで。

例えば、就業管理のシステムを作れば担当者はたいてい人事の人だと思うけれども、実際に使うのは一般社員の人ですよね。*1
とあるシステムでは社員さんがシステムの担当者として出てきたけれども、実際に使うのはパートの方々でした。

自分が使わないということで、実際に使うと耐え切れない程度の不備を妥協してしまったり等もあるのでは?

今のSIで使いにくいシステムができることが多いのはお金を払ってくれる人と、実際に使う人が分かれているからだと思うのだけれども違うのかな。

*1:人事も一般社員ではありますが、例えとして