Java SE 7のサポート終了に向けて
Java SE 7のサポート終了します。と、Oracleさんは言ってますが、実はまだ終了しません。
終了するのはOracle製Java SE 7の無償でのサポート期間です。
Java SE自体は、多数の会社が出荷しています。
Oracle JDK(無償版)、Oracle JDK(有償版)、Open JDK、IBM JDK、Hitachi JDK・・・・・・・
そのなかで、Oracle製のJDKのみ無償でのサポート期間が今月終了しますが、それ以外のJavaについてはまだまだサポートがされています。
Java SE 7どころかJava SE 6についてもサポートされています。
Oracleさんや、それに便乗した人たちが煽りまくっていて、Javaのユーザーの中には安定稼働している(セキュリティ上も問題がない)システムを無理してアップグレードしなければならないのではないかということを考えるユーザーも出てきているそうです。
新規開発では古い言語よりも新しい言語を使ったほうが良いと思いますが、安定稼働しているものについてはコストパフォーマンスの観点で無理にあげないほうが良い物も多数あります。
また、新機能開発においてもまだまだJava SE 8がミッションクリティカルな箇所で高信頼性を確保できるのかについてはまだまだ疑問が残ります。実際Java SE 8の初期版では日本語IME使用すると落ちるというバグもありましたし。*1
Javaは基本的に高信頼性が確保できる言語、ランタイム環境です。
しかしながら、新しい機能を追加した直後は多少信頼性が揺らぎます。
経営判断としては多少の開発コスト増を払ってでも信頼性が必要な場合もあります。
きちんと判断をしないまま、新しいから優れているだろうというだけで新しいものを使うのは技術者としての信頼を失うことになりかねません。
懇親会でJava SE 6の名前を出した時にサポート切れてるみたいなツッコミを受けたので記載しました。
Java SE 5までは論外だと思いますが、Java SE 6を使っている分にはなにも引け目を感じる必要はありません。
むしろ、とりあえず新しいものを選んでるだけの人に比べればずっと堅実な判断をしていると言えます。