初心者にEJBの利点を説明できない

※酔っ払った勢いだけで書いてます

今日、忘年会の最中にちょっと研究職の人とお話をすることがあったのだけれども、
その人曰く、EJBを使ってもらえればEJBの良さはみんなすぐに分かってくれるとのことでした。

そんなわけねえだろう。

EJBの利点って、何かと言われると、自分が思いつくのは4つです。

  1. DI
  2. インターセプター
  3. キャッシュ
  4. スケーラビリティ


DIはUnitTestのためには非常に利点となるけれども、それが初心者に理解できるかというと、そうは思わない。
逆に、Objectをnewしていないのに、アノテーションつけておけば勝手に入れてくれますとか、理解の妨げになる様子を見てきた。
インターセプターはロギング処理が最初に思いつくけれども、ロギング処理を入れるのってだいたい一度保守フェーズでログを取ってなくて痛い目を見た人が必要性を感じると思っています。そんなの初心者がほんとうの意味で理解できるとは重いません。
キャッシュやらスケーラビリティもそう。キャッシュされるので早いですよーとか言われても、現在Javaで開発されているものの殆どは中〜小規模のシステムだと思っています。
EJBのキャッシュシステムが有効になるほどのトランザクション量がくることなんてほぼ無いと思ってるし、そもそもEJBを使用する前に最適化しなければならない場所なんてたくさんあります。
スケーラビリティーについては、今は殆どSIerがシステムを入れていると思っているけれども、ほとんどがサーバーとのセット売りをしていると思います。一つのサーバーに複数のアプリケーションが入ることなんて無いし、想定トランザクション量も大きく変動することなんてなくて、だいたいそのまま行ってしまうと思っています。JavaEE7ではクラウド対応がといって非常に多くの箇所で喧伝されているけれども、クラウド対応が必要になるところってそんなに多いですか?少なくとも、SIerは同じハードウェア上に複数のベンダーがアプリケーションを乗っけるのを嫌がると思うし、保守契約がどうなるかというのが自分はわからないです。

Javaを使っている人が多いせいか、Javaはいい、でもその先にはもっといいものがあるよという形でEJBを薦めていると思うのだけれども、実際は世の中にはJavaを使ったことがない人も一定量はいるわけで、その人達にEJBを薦めることは自分にはできないわけです。
研究職の人たちと自分の感覚が非常にずれているなと感じました。
どうすればいいんでしょうね?