WildFly8.1.0メモ
自分がWildFly8.1.0を触った時のメモ書きです。
WildFlyではdomainモードとstandaloneモードがあるけれども、シングル構成でしか私は使用しないのでstandaloneモードについて記載します。
起動周り
起動は
standalone.sh -c [構成ファイル]
構成ファイルは$INSTALL_DIR/standalone/configurationに入っているものを使用する。
省略した場合はstandalone.xmlが使用される。
よく使うのは以下の二つ
- standalone.xml デフォルトでJava EE 7 Web profileが構成されている
- standalone-full.xml デフォルトでJava EE 7 Full profileが構成されている
構成ファイル内で${jboss.socket.binding.port-offset:0}の用に記載されている場所は起動オプションとして外部から与えることができる。
standalone.sh -Djboss.socket.binding.port-offset=1000
ライブラリの追加
JBoss AS7と同様なので以下を参照
http://tech-sketch.jp/2012/10/jbossas7.html
なお、standalone.xmlのextensionタグの記載を増減させることで不要なモジュールを呼び出さなくするようにすることが可能らしい(たとえばjsfが不要のため取り除くとか)wildfly自体結構速いけれどもさらに軽量化を図りたい場合は行う必要があるかもしれない。
設定
直接standalone.xmlを修正する以外にコマンドラインやwebからのGUIによる編集も可能。
直接standalone.xmlを修正する場合にどのような設定ができるかはxmlスキーマが$INSTALL_DIR/docs/schemeに入っているので、そちらを参照のこと。
ポート番号・外部接続
ポート番号の編集はsocket-binding-groupタグの中身を編集。みれば判るはず。
デフォルトだとlocalhostからしか接続できないようになっているので、interfacesタグの内容を修正する。
<interface name="public"> <inet-address value="${jboss.bind.address:127.0.0.1}"/> </interface>
↓
<interface name="public"> <any-address/> </interface>
コマンドラインでの設定変更
WildFlyが起動している状態で、jboss-cli.shを起動させる。
起動後、以下のコマンドを打つことで管理コンソールに接続できる。
connect localhost
詳細な使用方法は以下のページを参照のこと。
CLI Recipes
https://docs.jboss.org/author/display/AS71/CLI+Recipes
GUIでの設定変更
add-user.shを使用し、management userを追加すした後にhttp://localhost:9990/console/にアクセスすることでGUIでの設定変更を行うことが出来る。
詳細は以下を参照。
http://duke4j.wordpress.com/2012/06/05/jboss-as7-add-user-sh-%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E7%AE%A1%E7%90%86%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%81%AE%E8%BF%BD%E5%8A%A0/
デプロイ
$INSTALL_DIR/standalone/deploymentsにwarファイルを配備することでデプロイ出来る。
デフォルトではオートデプロイが有効になっているため起動後にwarファイルを置き換えるのみでアプリケーションが更新される。
オートデプロイを無効にしたい場合はstandalone.xmlのdeployment-scannerタグを修正する。
<deployment-scanner scan-interval="5000" relative-to="jboss.server.base.dir" path="deployments" auto-deploy-zipped="true" auto-deploy-exploded="false"/>
とりあえずこんな感じで。