ゆるくコミュニティを運営していきたい

※この記事は私個人の見解であり所属する組織の公式な見解ではありません。

私自身がコミュニティ活動の運営側の仕事に携わって1年半ほどたちました。
それまで数年間、勉強会に参加者として参加したり、もしくは受付が足りないからと受付を手伝ったりとかをたまにしていましたが、やってみないかと誘われ、いろいろやりつつ云々。
自分としてはそれなりに色々やっているのではないかと思います。

とはいっても、私自身は登壇とかはそんなにしないのでやっていることとしては、メールを出したり、会議をセッティングしたり、アジェンダ書いたり、議事録書いたり、勉強会の運営をしたりと、わりと縁の下の力持ち的なところを行っており、やっていることの多くは日の目を見ないことなので、何やってるんだろうとか思われているのかもしれません。

何やっているのか知りたい人は運営側をしてみましょう(ぇー

私自身のコミュニティに参加する意義

私自身が、コミュニティに参加しているのは楽しいからです。
最初参加したのはGlassFish勉強会だったかな。そのときは金融系SEで下請けをやっていて、非常に鬱屈した毎日でした。
プロジェクトでJava EEを使用してはいたものの、DBの正規化はおかしい、クラスの構造もおかしい、そのなかでも何とか運用できる程度になるようにどうにか押しとどめようとがんばっている。
そういう日々でした。

そのなかで、こんなこと本当に続けてて大丈夫なのかと思い、外の世界で人の話を聞いてみよう〜みたいな感じで勉強会に出て行ったのが最初だったと記憶しています。

その後、サークル活動みたいなのが好きだったとか、金融系SEなので朝早い分夜の時間が自由に使えて一般的な勉強会が開催されるまでの暇な時間で受付手伝ったりとかしつつ、まあ、いろいろとやり、コミュニティ活動を通じて転職してみたりとかもしてます。

実益として転職したということはあったものの、なぜ未だにコミュニティ活動を続けているのかというと楽しいからというそれだけです。
事実、楽しく感じれなくなった時はコミュニティ活動を休止する宣言を出して、休止したこともあります。

コミュニティは趣味です

一部仕事でやっている人もいる人も居ますが、少なくとも私は仕事としては行っていません。趣味です。
今の会社はコミュニティ活動に対する理解が深く、そういった面では非常にありがたいことに融通を効かせて下さいますが、仕事として強要されているわけではありません。
辞めたくなった場合は何時でも辞めることが出来ます。*1

きちんとする、けれども未熟は許容する

毎回のようにこれやっておけばよかったな〜とか、あれやっておけばよかったな〜というのが出てきます。
また、皆メインの仕事を持っている中、片手間で行っているということもあり、短い時間で完全な意思疎通は難しいです。
その中で、担当者間のノウハウの教授の漏れにより、大きな失敗をしてしまうこともあります。
手を抜いて失敗したとかはアレですが、次の時に失敗しなければ良くて、練習の場として使えば良いと思います。
変に意固地になるよりかは失敗したことを認めて次に活かしたい。

運営側として何かやってみたい人も別に主体的になる必要はないし、最初からきちんと出来る必要はないです。
そのうちきちんと出来るように一緒に成長していきましょう。

コミュニティに参加する理由は千差万別

私の場合は最初は会社からの逃避で参加し始め、今は楽しいから行っています。
人脈を作るために来ていたり、転職するために来ていたり、仕事の一環として、仕事に活かすため、趣味として、等々、色々な理由で参加している人たちが居ると思います。
それらは他の多くの人に不快感を与えない限りは許容するべきと考えています。

世の中には星の数ほどのコミュニティがあります。
その中で同じコミュニティに参加して続いているということは、出自はどうであれ、多くの場所で同じ想いを持てているのではないかと考えています。
であれば、別にいいと思うのですよ。

違うと思ったら他の場所に行けばいいですし、許容できないほど多くの人に不快感を与える人は他のコミュニティに行ってもらえばよいだけで。

なので、自分と同じ考えを持たなければいけないみたいな強要は最終手段としてとっておいて、やらないほうが良いかなーと思います。

仕事としてコミュニティを使いたい人たちへのお願い

本当にこれは個人的な考えなのですが

コミュニティ(というか勉強会)に参加することを強要するぐらいならばきちんとした研修を計画して欲しい

コミュニティで講師をやってくれている人たちは本職を持っている中ボランティア(もしくはお足台程度)で行っている人が多数です。
業務時間外に行われるということもあり、勉強会に行って来い!みたいな事を軽く言う管理職の方々も多いですが、本来ならばお金を払って研修を行うべきことが多いです。
勉強会だけだと概要だけで終わってしまうことも多いので、きちんと身につけさせたいならば研修を行うべきでしょう。
また、勉強会では公式、非公式に、リクルーティング活動が行われることもあります。
業務の一環として転職を勧める自体になっているかもしれません。

コミュニティは仕事ではない

言葉通り。お金貰っているわけではないですし、失うとしても自身の信用ぐらいです。
上手く行かせたいと思っていますが、失敗することもたくさんあります。
お客様になるのではなく、失敗をカバーするようにみんなで動きましょうよ。

という感じで。

まとめ

つらつらーとまとまりがなく書いてきたけれども、コミュニティよりも仕事を優先すべきという人が多いですが、コミュニティ活動は趣味なので、私人として行っています。
そのなかで、仕事と趣味とどちらを優先させるべきかは個人が決めるべきことで、強要されるべきことではないと思います。
極端な例を言えば、親が死んだ時に仕事とどちらを優先させるべきかという話にも通じると思います。
コミュニティは仕事の一部だ!と考えるのは自由ですが、ほかの人に強要しないようにご注意下さい。

*1:本当に辞めるかどうかは置いておいて