パーフェクトJava EEを読み始めた(パラ見した感想)

ポケモンに飽きてきたので

さて、こそこそっとパーフェクトJava EEを読み始めてみました。
とはいってもまだ1章のみ。

以前からパーフェクトJava EEが発売されるという話は聞いていて、JPAの章についてはレビューにも参加しているので、
JPAの章については安心してみてください的な感じはあります。*1

そのうち全部読むのですが、1章と全体をパラ見した感想としては、
この本のターゲットはこうですと記載されているものと、実際に読める人間には随分と隔たりがありそうだなぁという印象でした。

JSPどこいった

この本ではJSPについての説明はありません。ただ、JSPを使った説明はたくさんあります。
そのため、JSPを理解していることが前提となっており、少なくとも、これからJava EEを始めたい人が読むべき本ではないのではないかなぁと思いました。

そういえば、パーフェクトJavaのおまけにJava EEのボーナスPDFがあったなぁと思って、そちらも見直してみましたが、
そちらでもJSPの説明はなく。
http://gihyo.jp/book/2014/978-4-7741-6685-8/support

まあ、厳しいねぇ。

よくよく見てみると、第1章については上のPDFの内容を抜粋した形式となっており、さすがにちょっとさぼりすぎなのではーという印象を受けました。
一度校了をした文章を構成しなおしたからか?確認が甘かったのか、mavenダウンロードサイトの説明はあるのに、GlassFishダウンロードサイトの説明はなく、これ1冊でJava EEを始められるのか?というのは本当に疑問。
GlassFishって何よで終わる気がする。

例えば、NetBeansであればGlassFishをバンドルしたインストーラーがあるので、そういったものを使用してここら辺の説明がなくても大丈夫にする方法もあるけれども、今回はそういった方法も取られておらず、asadminというのがあるよとだけ書かれており、結構きつい。

Java EE 7徹底入門ではNetBeansを使用する方法でちゃんと書かれていたので、あちらはあちらで各章の内容がちぐはぐということもあるのですが、少なくともこの本が対象としている読者層にとってはJava EE 7徹底入門のほうが良い本ではないかなぁと思いました。

しかし、巷のJava EEというか、Servlet/JSPの入門書のほとんどはTomcatを前提としているので、本当はそういった本の次として置きたいのだろうけれども、どうしたもんかねぇ。


パーフェクト Java EE

パーフェクト Java EE

Java EE 7徹底入門 標準Javaフレームワークによる高信頼性Webシステムの構築

Java EE 7徹底入門 標準Javaフレームワークによる高信頼性Webシステムの構築

*1:さすが槙さん