TIS謹製のeXcaleをJavaで使ってみた(1) #eXcale

最近、あのTIS社が無料でPaaS環境のベータ版を開放したとのニュースがあったので、早速使ってみました。

TIS、Java言語対応のWebアプリ開発基盤サービス「eXcale」ベータ版を公開

ドキュメントがあまりにあんまり

とりあえず使い方のドキュメントを読んでみました。
http://doc.excale.net/spec.html#id1

さすがに端折り過ぎではないかね?
Javaとだけ書いてあって、その後にwarでデプロイする旨が書いてあるので、サーブレットコンテナであろう事は判るのですが、それ以外の情報が全くない。
ということで、今回の目標としては、このeXcaleは何の上で動いているかを調べるということになりました。

ということで、情報だけ抜き出すアプリをつくってみた

ソースはこちら。
https://github.com/megascus/eXcale
適当な割にそれっぽい情報がとれたので公開。
pull requestは常時受け付けています。*1
動いているものは以下にあります。
http://java.excale.net

判ったこと

とりあえず自分が興味のある場所だけ以下に列挙。
ほかは自分で見てくださいな。

  • java1.6.0_26を使用。(古い!)
  • 色々な設定値が英語そのまま
  • タイムゾーンがおかしい(アプリの履歴とかが・・・・)
  • jetty8.0.4.v20111024を使用(古い!)
  • サーブレットJSPのみ動く(JPAは動かない!)
  • アプリの名前は全員でユニークにしなければいけない(javaという名前は頂いた!)
  • 思ったよりも更新には時間がかかる(1分ぐらい?毎回のデプロイは差し控えたくなる・・・・)

とりあえず、まだまだおもちゃの域を出ていないです。少なくともオープンな環境で古いバージョンのJVMを使っている時点で、エンタープライズ()な環境を構築というのは無理でしょう。セキュリティー上の懸念がありすぎる・・・・・

とりあえずこんな感じかな。

GAEやHEROKUやらの対抗馬としては非常に期待していますが、Amazon EC2上に構築されているということで、AWS Elastic Beanstalkとの住み分けはどうなるのかは疑問です。

*1:ps -efがローカルだと動くのにデプロイすると動かないあたり解消方法希望