インストーラー作成時の考え方

職場の人がインストーラーの作成に手間取っていたので。
デスクトップアプリケーションのインストーラーを作成する機会があったのですが、
自分は以下のような4段階で作成します。

  1. 手順書を作成する
  2. コマンドラインで行えるか確認する
  3. スクリプトインストーラーを作ってみる
  4. GUIを作成する

さて、細かく見て行きます。

手順書を作成する

全体として何が必要なのかを明らかにする必要があります。
この時点では、GUIを使っていても構いません。
もしかしたらテキストエディタを使ってファイルを編集していることもあるでしょう。
何をやりたいのかを明確にするかが重要です。

コマンドラインで行えるか確認する

ここの確認でインストーラーが作成できるかどうかが決まります。
先に作った手順書の内容をコマンドラインで行えるか確認します。
インストーラーとは手順書の内容を最小限の入力を元に自動でフォルダ構造の構成を行うことでしかありません。
コマンドが見つからない場合、GUIで入力される結果生成されるファイルもしくはレジストリを直接編集することで対応できないかを検討します。

スクリプトインストーラーを作ってみる

先で見つけたコマンドラインを並べるだけとなります。
ファイルを編集する必要が有る場合、VBScriptJScriptでファイルを修正する必要があります。
RegExpMSXML等を利用してください。
その後に、ユーザーから入力して欲しい可変項目に関してはコマンドライン引数として渡せるようにします。

GUIを作成する

ここまできたら先ほどのスクリプトを呼び出すだけです。
ファイルのコピーやCOMの登録等一部の操作はインストーラーを作成できるアプリケーションが昨日として持っているので、そちらを利用する事を検討します。
また、必要に応じてインストーラーが途中で異常終了した場合のロールバック方法も検討します。


まとめ

このような形で自分はデスクトップ用のインストーラーを作成しています。
何か参考になれば。