Gitポケットリファレンスもらったので読んだ
もうすでにちょっと前になってしまいましたが、TDD in Actionに参加した際に[twitter:@tyobichi]さんが、ブログに書評を書くことを条件にGitポケットリファレンスを欲しい人を募集しており、じゃんけんで勝ち取ったので読みました。
- 作者: 岡本隆史,武田健太郎,相良幸範
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/07/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 7人 クリック: 103回
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ぱらぱらーと読み進めていて、最初に気になったのは・・・・・・
NetBeansに関する記載がない!
IntelliJ IDEAに関する記載がない!
でも、Eclipseに関する記載はある!
という、ことでした。
念の為に言っておきますと、NetBeansだろうがIntelliJ IDEAだろうがGitは使えますよ?
さて、宗教的な理由による指摘はこれくらいにしておいて、実際に中身について感想を述べていきたいと思います。
良かったところ
この本を読んでこれはいいなと思ったのを3つほど。
初心者向けチュートリアルが充実している
リファレンス本にもかかわらずGitを使い始めるまでについて多くのページが割かれています。コレ1冊でGitを使えるようになるというのは良いなぁと思いました。
日本語化対応
他の本だと日本語ファイル名を扱う方法について記載されていなかったりもしますが、きちんと記載されています。地味ながらも非常にありがたい。
間違えた場合にどうなるのかが記載してある
この手の本で自分が使っていて困るのは、記載通りに打ち込んでいる(ハズ)なのになぜか動かないという場合です。実際には記載通りに撃ちこめておらず、ちょっとした間違いがあるのですが、一人でやっているとなかなか気がつくことが出来ない場合があります。
この本で非常に良いなと思ったのはよくある間違いがリファレンスの後に書いてあることでした。
間違えた場合にどうなるかについても書いてあることで、間違えている箇所に気が付きやすくなっているという。
他のリファレンス本でも同じような記述が流行ってくれるといいなぁと思います。
悪かったところ
一応微妙だと思ったところについても
用語集がほしい
2章のコマンドリファレンスを読んでいるとGit特有の用語というのが出てくることがあります。1章を読み進めていく中でひと通りの用語については説明が出てくるのですが、それでも足りてないものがあります。例えば歴史改変とか。そういったGit特有の用語について最後に説明を一覧で付けてくれると良かったなぁと。
とまあ、こんなかんじです。
なんだかんだでコマンドリファレンスとしては優秀だと思うので、Gitを使い込むなら手元に1冊は欲しいと思う本でした。